思い出したくもない戦慄の記憶。
まずこの記事はいわゆる【後編】なので、まだ↓を読んでない方はそちらからお願いします(>_<)b
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光があれば闇もある。
栄誉ある輝きに照らされたくネホチ作品たち。
しかしその裏で産み落とされた影もあった。
今回はそんな世界・・・手当たり次第に作品を見ていくと必ず出会ってしまう「魔物」たちを紹介しよう。
くネホチアワード2018 ザ・ダークサイド、開幕!!!!!
入選 5本
大賞 1本
く 特別賞 1本
の計7作品です。
入選はランキング形式で、順位が上がるほどアレな作品です。
それでは早速行きましょう!ブンブンブン!
入選 5作品
まずは入選作品から。
第5位
丑刻ニ参ル (2015年 日本)
ストーリーをざっくり言うと、脚本家を目指す主人公・ケンジが丑の刻参り(藁人形に釘打ち付けるアレ)をしてる女を目撃してしまい、めっちゃ追い掛け回される話。
や、題材としてはよくあるし、じゅーーーぶん怖くできる設定なんすよね。その上で何を描いていくか、ってことがメインだと思うんだけど、まぁ薄っぺらい・・・というかムカつく。
ケンジの彼女は精神的な病気で家の外に出られず、「自分のせいでケンジは脚本を書けない」と思っている。ふとしたことで彼女と喧嘩して家を飛び出すケンジ。宛もなく彷徨った末に入った林道で、丑の刻参りをしている女を見つける。そして女もケンジの存在に気付き追いかけてくる。そこからはひたすら追いかけっこ。とにかく逃げる。とにかく追ってくる。ここまではまぁ良いと思った。「追われる」という恐怖はやっぱ強いし伝わりやすい。
問題はブンブンマンが登場したあたりだろうか。女に呪われた者はなんか腕をブンブンしながら酔っ払いみたいな動きでのんびり追いかけてくるブンブンマン(命名したのは私の友人)と化してしまう。まずブンブンマンの数が半端ない。マンションの住人ほとんどブンブンマンになってる。どんだけ呪ってん。追いかけてくるけど、ブンブンマン遅っせえ。走れば余裕で逃げきれる。噛んだりしてくるわけでもないっぽいからゾンビ的な怖さもなし。なんやこいつら
途中、ケンジが高校の時に立ち上げた映研のメンバーから呼び出しがかかる。夜の体育館に入ったケンジを待っていたのは、かつての映研メンバーたち。何が起こるんだろう?と思っていたらそこから始まる集団リンチ。ボッコボコにやられます。彼女ができて映研を抜けたケンジへの制裁だそうだ。や、恨むのはいいとして、なぜ今?しかもケンジが抜けたあとに入ってきた後輩っぽい奴らも何故か参加してたの何?映研続いてんならこいつらは別に良かったやろ・・・。
しまいにはケンジの元カノも現れて、今の彼女に「ケンジくんを奪っちゃってゴメンね~w」と電話し始める。やりすぎィ!ケンジ、ついてなさすぎ。
もちろんそいつらもブンブンマンに。ボコられた上で再び追い掛け回されるケンジ。たどり着いた海辺で丑の刻参り女&ブンブンマン軍団とのラストバトル!かと思ったら謎のサイレンが鳴って全員戦闘不能に。女とケンジは頭痛で蹲り、ブンブンマンたちは正気に戻って目の前にいるケンジたちを無視して帰っていく。なんだこれ・・・
ケンジが家に帰ると彼女が首を吊って自殺していた。元カノからの電話で「自分はケンジにとって価値がない、必要のない人間」と思ったようだ。ケンジつら。丑の刻参り女も呪いに失敗(丑の刻参りをしているところを見られてはならない、見たものは殺さなければならない)して、頭から針金っぽいのをぶっ刺されたみたいな状態に。丑の刻参り女つら。
そして締めに入る部分がまぁ酷い。まず彼女の葬儀に参列してたっぽい元カノ。お前マジか?どんな神経してんだ・・・。そしてそいつと電話で連絡を取り合うケンジ。お前マジか?どんな神経してんだ・・・。二人が向かったのは丑の刻参り女が住んでいたアパート。女はもう行方不明になって戻ってこないとのこと。死んだのかもねえ。アパートの場所を教えてくれた民生委員の人は元同級生だそうだ。その設定いる?しかも丑の刻参りをしていた事とか調べてくれるの何?こいつナニモンだよ・・・。
ラストでケンジが「彼女が必要だと直接言ってあげればよかった」と後悔するんだけど、続けて「丑の刻参りをしていた女も誰かに必要とされたかったのかもしれない」と、なんかそれっぽいこと言って終わり。
自分に必要な存在と向き合う大切さ。そして自分に必要な存在を見つけられなかった者の成れの果てを描きたかったのかぁ~。なるほどなぁ。
そうか?
全然感情移入できなかったし締めのメッセージも「そうか?」としか言い様がなかった。だったら何故丑の刻参りしてたのかまでは提示せんかい。野暮かもしれないけど女について説明されてない部分が多すぎたし、それをうまいことまとめた風のケンジの言葉は全然伝わってこない。全体的に「いや、これ何?」と言いたくなるシーンが多すぎたのもモヤモヤした。まず丑の刻参りに使われていたのが藁人形ではなく何故か西洋人形。ラーメン屋に立ち寄って、ラーメン食べずにスマホ充電だけして脚本を書くケンジ。そのラーメン屋に6種類くらいあるチャーハン。ずっとダウンジャケットを着てるケンジだが、回想シーンもダウンジャケット。画面が暗すぎて何してるのか全然わからない丑の刻参り。いや、これ何?
90分ほどあったけど、45分くらいに縮めたら面白い感じのやつになった気がする。気がするだけ。
良かった点はやはりブンブンマンの存在だろうか。ホラーキャラ図鑑に新たなるニューカマー登場!って感じで。あと女性ブンブンマン(何だこの名前)がずっと喘いでてちょっとセクシーだった。
これを見た貴方もブンブンしたくなること間違いなし。超必見映画です。
続いて4位
第4位
ディセント ザ・ダークサイド(2013年 アメリカ)
「絶望より深い底へ」
落ちたよ、俺が(半ギレ)
まず、「ディセント」という映画がある。
6人の女の子が洞窟探検に向かうが落ちてきた岩により入口が塞がれ、暗い洞窟の中で人間関係の解れや疑いからの狂気、そして地底に眠っていた恐怖の存在に絶望する超名作サバイバル・ホラーだ。すこ。
ディセントシリーズは2まで制作されていて、今回のザ・ダークサイドのタイトルを見たときは「おお!!?ディセントの新作きたあああああ!!!!」とテンションが爆上がりした。
やられた(絶望)
全く関係なかった・・・というか繋がってすらいなかった・・・邦題付けられるときあるあるの「関係ないのに既存のシリーズ名っぽいのつけたろw」を忘れてたわ・・・。
ただ、洞窟に入って暗闇の中で恐怖の存在と遭遇するという点は同じだ。だからそんな邦題をつけたのだろうけど。
亡くなった父親の葬儀で墓に来た兄弟が偶然にも小さな洞穴を発見。壁には小さな穴が開いていてそこから風が吹いており、兄弟は穴を広げて洞窟の中を探検しようと試みる。そして人ひとり程が通れる大きさになり洞窟の奥へと進んでいくが、突如人間ではない謎の存在に襲われる・・・といったストーリー。
これだけ聞くと、開通した洞窟内でのサバイバル・パニックがメインだと思うだろう。だが実際にこの映画のメインとなるのは穴の拡張だ。(は?) 穴を見つけた兄弟が家に帰って準備したり、ドリルを取りに戻ったり、弟が妻との話を始めたり、閉所恐怖症が発覚したり、洞窟がおもったよりデカくて助っ人を探しに行ったり、やっと穴が大きくなって入ろうとしたら兄が天井に頭をぶつけて怪我をしてしまい助っ人だけ入っていっちゃったり、痴呆の叔父が勝手に洞窟に入っていっちゃったりする。兄弟が洞窟に入るくらいの頃には一時間以上経ってる。
ざけんな(絶望より深い底)
兄弟の過去を執拗に映してくるのだが、まぁ~~~退屈。出来の悪い兄がこの洞窟探検で弟にデキるところを見せたかったのかもしれない。または弟に勝ちたかったのかもしれない。兄弟で何かをやり遂げたかったのかもしれない。そういう感じのことをやりたいのはまあ伝わってはきたんだけど、はよ穴あけろやという思いがずっと離れない。ただでさえ映像的に退屈な穴の拡張シーンに昔話ラッシュが加えられてつまらん上にイライラしてくる。
肝心の地底に住む化物は画面が暗すぎて全然わからん。マジで全然見えん。全く怖くない。銃で攻撃するけど暗すぎて当たってるのか当たってないのかもわからん。音うるさい。
ラストも兄が弟を逃がしてダイナマイトで化物もろとも大爆発!衝撃で洞窟も塞がれて安心安心。って感じのエンド。出来の悪い兄が最期に弟を助ける・・・という構成なんだろうけど、冒頭から終盤まで行動がアホアホすぎて全然辛くない。「や、アホなやつがアホな行動して死んだんだが」くらいの気持ちにしかならなかった。
全体的に「何でそんなことするん?」という行動だらけのディセント ザ・ダークサイド。ディセントシリーズを見たあとはこれで決まりだね。是非ご覧下さい。
つぎ、3位・・・
第3位
青鬼‐アオオニ‐ (2014年 日本)
大ヒットフリーホラーゲームの実写化。
大ヒットフリーホラーゲームだから、説明が一切ない。当たり前のように話が進んでいくが、キャラクターたちの関係性がまるで語られない。誰にも感情移入できない。ゲームの世界がどうこう言い出すけどそのゲームのことも全然説明しない。時系列もしっちゃかめっちゃか。回想が入りまくったりして今がどれで何が今なのかめちゃくちゃ。幼馴染なのか恋人なのかいじめっ子なのかいじめられっ子なのかぜんぜんわからん。それっぽい説明をちょいちょいするけどフワッとしすぎて何も掴めない。主演の演技ひどすぎる。急に現れて虫のことをガチ語りしだすヒロシとかいうやつキモすぎ。なんだお前
ストーリーは、なんか5人くらいが変な建物に入ったらなんかよくわからんバケモンに追いかけられて逃げ回る話。そんだけ。
オチもシャマランの例の映画オチで大どんでん返しをしようとするが「それで?」となったところで映画終了。は?
バケモンのビジュアルはキモくて良かったし声真似をして騙してくるのは不気味でいいと思った。そんだけ。
スイカの皮だけを食べさせられたような気分になるこの映画、夏に相応しいですね。絶対に見てくださいね。
青鬼、必見です。
はい、2位・・・
第2位
呪島 jutou (2008年 日本)
男女10人が無人島にキャンプしに行ったらそこは呪われた島で、突如現れたドッペルゲンガーに襲われる映画。
とにかくつまらないし怖くもない。
呪いの島についての謎が判明しない。あらすじには「呪いの正体が、いま明かされる・・・!」って書いてあるのに明かされない。
何故ドッペルゲンガーが現れるのかが説明されず全滅して映画が終わる。なにこれ?
スプラッターにありがちな要素を詰め合わせてるっぽいけど、詰め合わせただけで薄っぺらい。ぜんっぜん怖くない。演出がひどい。水着の女の子がたくさん出てくるけどそんなのどうでもいいくらい退屈でイライラする。SEが無駄に派手でフリー素材感はんぱない。ノブオとかいうやつキモすぎ。
もう書く事が無くなってしまった。とにかく全員見てください。お願いします。
入選1位の発表だ!
第1位
デスブログ (2014年 日本)
デスブログはな・・・・
まずは公式のあらすじ文を見て欲しい
【ストーリー】
不幸を予言するブログ……。
前田瞳(17)は腐女子気質の内気な女の子。匿名でブログを始め、独り言や片想いの大志(17)の事を書く瞳。
「T(大志)君と彼氏になれたら……」そんな瞳の願望が現実になってしまう。
大志と付き合いはじめ、浮かれ気分の瞳だったが、ある日を境にブログに書いた人や物に不幸が起こるようになる。
“田中"と名乗る謎のブログ訪問者のストーカー的なコメントから、周囲の不幸を“田中"が起こしているのではないかと勘ぐる瞳。
瞳は“田中"の正体がわからぬまま、自意識過剰になりやがて精神が錯乱してくる。
インターネットの匿名性の怖さと不幸を呼ぶブログの危険性。ふたつの恐怖が瞳を追いつめる。
こんな感じの話だ。
ブログに名前を書かれた者が死ぬ。これだけ聞くとデスノートっぽいがまぁパクリではない。けれどこの映画を見終わった後は「いっそパクリにしてくれた方が絶対面白かったのに」と後悔する精神汚染ホラーだ。
まず学校生活のシーンがほぼ放課後しかない。授業受けてるシーンとか一切ない。部活とかも謎。それもあって、主人公の瞳が恋しているT様こと大志くん。コイツのエピソードが何もない。どうカッコよくて何がいいのか全くわからん。そんなヤツがいきなり落ちたハンカチ拾うついでに告白してくる。びびるわ。どんなタイミングやねん。
瞳のブログに名前を書かれたり写真を載せられたりした人が通り魔に襲われる、というストーリーになっていくのだが、「金属バットを持った通り魔が現れる」噂が広まってる時に、ソフトボール部の妹?がバット担いで帰ってくるシーンがきてあまりにもミスリードがヘッタクソすぎて笑ってしまった。通り魔の噂出す前にそれやっといてよ。
瞳が大志とデートした日のブログに書いてた「天国で一番的に究極に嬉しすぎたー」とかいう感想も意味不明。この文章だけでサスペンスが成立するくらい謎。まさかこっちがミスリードか?(何の?)二回目のデートでラーメン食べに行ってたけどめちゃくちゃ不味そうなラーメンで困惑した。
自身のブログのせいで周りが不幸な目に逢い、心身ともに衰弱していく瞳。中盤からこの映画の最大の見せ所(クソ)である「カクカク」が始まる。
とにかくカクカク歩く。生まれたての動物のように足をカクカクさせながらプルプル歩く。1分くらい歩き続ける。どういう映像なんだこれは。何を見せられているんだ。セリフも回想もなんもない。ただハァハァ言いながらカクカク歩き続ける。イライラが抑えきれないレベルの退屈映像を見せられるという恐怖体験だった。
最後は何故かブログに登場してない妹が公園で通り魔に殺され、そこにカクカク歩いてたどり着いた瞳が、妹?の死体をそこに置いたまま再びカクカク歩いてよくわからん歩道橋のど真ん中で1分くらい泣きじゃくって終わり。は?何これ?
実は瞳の同級生であるエイコが犯人で、大志のことが好きだったけど瞳が大志と付き合い始めたためそれを許せなかった、というヒントは散りばめられていたのだが、ヒントだけで確定はさせない。てかそんなんどうでも良くなるくらい全体の演出が酷い。大志も、大志が浮気して付き合ってたミキとかいう子も、さらには瞳の妹?も殺してるエイコやばすぎやろ。アサシンかこいつ。
とにかく全体の演出や構成が雑すぎて怖さも何もあったもんじゃない。あるのは俺の怒りだけ。「天国で一番的に究極に」つまらなかった。
追い詰められた瞳より、延々とカクカクを見てるこっちの精神がおかしくなりそうなメンタルブレイクホラーでした。絶対に見たほうがいいので今すぐ視聴して欲しいです。
以上が入選した5作品です。正直これ書いてる途中ずっと精神がやられそうだった。でも頑張って耐えたよ。
さあいよいよ次が大賞!ナンバーワンの作品です。
深淵の最深部に潜む闇が今、ここに君臨する―――
イグゾオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
大賞
お化け屋敷烈伝 戦慄迷宮MAX (2015年 日本)
というわけで、くネホチアワード2018 ザ・ダークサイド大賞に輝いたのはこの作品。
富士急ハイランドにある有名なお化け屋敷を題材にした映画だ。
なあ。
何なんだよこれ。
ふざけるなよ。
思い出すだけでイライラしてきた。
富士急ハイランドのお化け屋敷「戦慄迷宮」に入った人達にビデオを持たせ、その撮影された映像をただ流すだけのモキュメンタリー。
撮影されたのは全部戦慄迷宮(同じ場所)だから、いくら撮影者が変わっても映像的には同じことが起こるだけ。お化けがドーン!って出てきてぎゃー!っと驚いたら次の撮影者の映像。同じようにお化けドーン!ぎゃー!はい次の人。これが延々と続く。71分続く。友人は「懲役71分」と言っていた。
怖くて前に進めない撮影者とかも出てくるけど、その場所さっきの撮影者の映像で見たから。見てる俺は未知の恐怖とかないから。はよ行けや。と終始イライラが収まらなかった。
くネホチは「チャレンジ」なので、基本的につまらないからといって途中で視聴をやめたりはしないようにしてた。でもさすがにこれは揺らいだ。俺は気付いた。これは自分との戦いだと。心の道場の新しい扉が開いたのだと。これもまた自分を高めるための挑戦なのだと。
俺は戦った。耐え続けた。今の自分を超えるために。そしてその時は訪れた。ラストシーン、最後の撮影者が出口に辿り着く。そこであろうことかこの作品は最後の最後で「映画」をやり始めた。本物の怪異を登場させたのだ。ホラーのストーリーとしてはよくある手法だ。怪異かと思っていたら実は人間の仕業で、本当に恐ろしいのは人間なのです・・・と思わせて本当の怪異がドン!!!って出て終わるやつ。これは大好物だ。ホラーはそうこないとね、と思わせてくれる、ある意味最高に後味のいい構成だ。
だがこの作品はモキュメンタリー。それもただのロケ映像ダイジェストだ。淡々とお化け屋敷のレポをしていた映像のラストにコンセプトをぶっ壊すシーンが入ってきた。いつもならここで「は?」「えぇ~」「そりゃ悪手だろ 蟻ンコ」とか言ってモヤモヤしていただろう。だがこの時の俺は違った。それどころじゃなかった。怒りで全ステータスにバフがかかっていた俺はこの演出を「うるせえ!!!!!!!!!!!!!!!」と一蹴した。
こうして71分の懲役を終えた俺は、ほんの少しだけかもしれないが自分がまた「強く」なれたことを実感した。挑戦によって、成長したのだ。
それはそれとしてやはりこの作品は「ふざけるなよこの野郎」という感想なのは変わらない。
良かった点といえば、Aqours clubで見れる降幡愛さんが戦慄迷宮に入る映像レポートをより楽しめたことくらいか。この映画を見ておけばあの映像を859201030000000000000000000000000000000000000000000000倍は楽しめるはずだ。
よってこの映画も必見と言えるだろう。Aqours clubの映像関係なしに自分の精神力を向上させたい人は是非見て欲しい。
以上がくネホチアワード2018 ザ・ダークサイドに選ばれた名誉ある(ない)作品たちです。
時間があれば見て欲しいものばかりです。時間がなくても見てください。
ん?
まだわからん
大どんでん返し来るぞ
(来ないぞ)
く 特別賞
こっくりさん 新都市伝説 (2014年 日本)
き、きたァ~~!!
今回の特別賞はこれ。「こっくりさん 新都市伝説」だよ。
あらすじは女子高生が降霊術で遊んだら不幸な目に会う話。(おわり)
まずこの映画はつまらない。出来が酷すぎる。意味不明だしストーリーもしょぼい。
では何故特別賞なのか?それはこの映画に多数の見所があるからだ。
まずタイトルにもなっているコックリさんだが、やるのはエンジェル様という現代版降霊術。エンジェル様めっちゃする。コックリさんはしない。でも最後に一瞬だけちょろっとやる。タイトル変えようよ。
めちゃくちゃ強烈なキャラをしたギャルが二人出てくる。ジャンケンのスピードが常人の2倍くらい早い。
道を歩いていたら木の枝が落ちてきて驚き叫ぶ主人公のシーンが唐突に入る。そして何事もなかったかのように次のシーンに行く(もちろんこのシーンの回収はされない)
川辺に赤茶色っぽい何かが落ちててそれを見た主人公が恐怖に怯える・・・が、落ちてるそれが何なのかわからない(ほんとに何なのか見てもわからない)(あれマジで何なんだ)
全身火傷で入院したギャル1がいる病院の病室がめっちゃ事務所。設備も何もない。ギャル1が苦しみ出すけど意地でもナースコールしない。
ギャル2がエンジェル様の呪いにビビって学校の教室でありえんほど震えまくっているが次のシーンではゲラゲラ笑いながらチャリ漕いで彼氏と電話してる(その直後に木に頭ぶつけて死ぬ)
などなど、多くの名場面がある。印象に残るシーンはまだまだある(というかほぼ全部のシーンが引っかかる)ので、是非視聴して自分が選ぶ名シーンを見つけて欲しい。
たぶんそのうちまた見ることになりそうだ。つまらないしツッコミどころしかないけど、この作品には「何か」がある(無い)。
というわけでく 特別賞でした。
ほんとに特別だよコレ。何なんだよこの映画。
総括
やっぱりね、光があれば闇もあるわけよ。
美味しいものって、美味しくないものがあればより引き立つわけよ。
今回ここに挙げた作品たちはどうしようもなく嫌いな作品ばかり。だって面白くないしイライラしてくるんだもん。それでも自分を成長させてくれたと感じてるんすよね。
よく「嫌いなものをわざわざ見つけたり発信するのは有意義じゃない。その時間を使って好きなものに向き合ったほうが有意義だ」みたいなことを言う人がいるけど、やっぱり俺は違うと思う。「好き」も「嫌い」も、自分がそれを見て動いた感情の動きであることに変わりはないんすよね。俺は好きなものを好き好き好き~!って言い続けるし、嫌いなものはクソクソクソって怒り続けたいんす。
もちろん言い方とかはあるけどね。「それ」が好きな人にわざわざ嫌い嫌い嫌い!って言いに行く訳ではなくて。
なぜ好きなのか、なぜ嫌いなのか、という理由をしっかり見つける。そこに自分の感性を乗っけたらそれはもう絶対に揺るがないものになるんすよね。「嫌いを嫌う人」って、自分の好きなものを嫌いって言われると揺らいでしまうタイプだと思う。自分の「嫌い」と向き合えない人は人の「嫌い」にも向き合えないんじゃないかな。だから揺らぐ。恐れる。そして、嫌う。
てかね、好き嫌いよりも本当に恐るべきなのは「無」ですよね。感想なし!みたいなのが一番虚無だよホント。今回紹介した作品より出来のいいものはたくさんあったけど、イライラすらせず嫌いになることもできなかった無の作品がたくさんあったのよ。こっちはね、マジで紹介できねえ。だって感想無いもん。だからそれらよりも心に残った今回の作品たちは、俺の中でしっかり血肉に変えられているんです。
光も闇も吸収して俺はもっともっと上に行くぜ。じゃあの。
ひゃ~~~~~~~~~~~~~~~~疲れた
これにてくネホチアワード2018終了!終了終了~~~~!!!!
前回からここまで全部読んでくれた方、ありがとうございます。くネホチアワード2018の記事を見て、気になってこれ見てみたよ!って人がいたら嬉しいっす。良かったら感想欲しいよぉ。んぴょおおおお~。
くネホチアワード2019は・・・
う~~~~~~~~~~~~~~ん
まだわからん
お疲れっした~!オンキャ~
ぉゎり
決して揺るがぬ意志を持て
俺の好きなキャラクターのセリフです^^
2018/11/05 く