もけもけぶログ(仮)

冒険の記録

永遠の初心

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雑記?です

ラブライブの面白い話とかではないです

 

挑戦

数年前から「やりたい」と思って挑戦し続けていることがあるのだが、最近はなかなかうまくいかない。

ある程度までは駆け上がることができたが、思ったように進展せず、壁にぶつかるばかり。

”始めたばかり”の頃は、ちょっとした成功でも嬉しかったし、大きな達成感があった。自分がグングン前に進んでるような感覚があったのになぁ。 

 

 

自分で「やってみたい」と思ったこと。自分で決めて、本気で挑んでみようとしたこと。

 

本気で挑み続けて、”挑戦のステージ”がひとつ上がった時、それは突然やってくる。

「思ったようにいかない」「できない」そして「楽しくない」という気持ちだ。

すると、今まで見えてなかったモノが見えるようになる。明るくて綺麗でどこまでも続く草原のような景色に、突然何枚もの壁が見えるようになる。自分を縛り付ける真っ黒なものが目の前に現れる。

好きと楽しいの世界に「辛さ」が入ってくる。まさに今、そんな場所に僕はいる。 

 

辛くなって、「やりたくない」と思ってしまうこともある。

そこで辞めてもいいのかもしれない。楽になれるのかもしれない。でも、きっと今辞めたら後悔する。ある日突然、地面から真っ黒な手が伸びてきて足を掴まれてしまうような、そんな「不安」と「もどかしさ」がある。だから辞めない。自分の中にある「楽しい気持ち」と「楽しくない気持ち」。これを体の中に残したまま終わるのが怖い。この”水”と”油”のような気持ちが、自分の持つ「熱」で弾けて燃え尽きるまではやってみたい。

この想いがある限り、「楽しくない」という気持ちも「やりたいこと」に繋がっていく。もうちょっとだけ頑張れる。

 

それでもやっぱり辛い時は辛い。楽しくない。やりたくない。嫌だ。やだやだやだやだやだやだ!

 

そんな時に思い出す。「やってみよう」「挑んでみよう」と思ったあの頃を。成功して、ほんの少しだけ満足して、次はもっと!と燃え上がったあの気持ちを。思い出せるということは、まだあるということ。「楽しい」気持ちが消えていないということ。あの頃にイメージしたコトを今、もう一度、同じように、前よりちょっとだけ大きな歩幅で、やってみるだけ。そうすると、いつの間にか気持ちが、そして体が動く。ほんの少しだけど、前に進む。僕はこれを何度もやってきた。これからもできる限りはやっていくと思う。

もしかしたらこれは”依存”なのかもしれないけど、それでもこの気持ちが「今」自分に力をくれているから、それで前に進めているから、もうちょっと頼らせてもらう。強くなれるまでよろしくね。

 

 始めたばかりのあの頃の気持ち

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ラブライブ! The School Idol Movie

で特に好きなシーンがある。

劇中で穂乃果と女性シンガーの間で何度かやり取りされる「あの頃のように」の一連の流れだ。

 

スクールアイドルの練習を始めた雪歩と亜里沙が、穂乃果の部屋にアドバイスを聞きに来るシーン。

雪歩の「まだ始めたばかりなんだから」という言葉を聞いた瞬間、穂乃果の表情が変わる。何かを思い詰める。「楽しくないの?」直後に飛んでくる亜里沙の言葉。

劇場版での穂乃果は「始めたばかり」の場所とは遠く離れたところに来てしまった。離れてしまったけれど、道は繋がっている。後の女性シンガーとの対話で、自分が持っていた気持ちを取り戻し、「なぜ歌ってきたのか。どうありたくて、何が好きだったのか」に対する答えを出す。

 

「思い切り夢中になれたから。最高に楽しかったから!」

 

 

映画冒頭、水溜りを飛び越えられずにムキになる穂乃果。でも、突然歌が聴こえてくると穂乃果の表情は笑顔に。「楽しい気持ち」を持つこと。そして「楽しむ」こと。答えを見つけた穂乃果は、大きな大きな湖だって飛び越える。「あの頃」のように。

 

始めたばかり。そして「あの頃」の気持ち。

秋葉原で最後のライブに向かう途中、穂乃果の前に落ちてきた花びらは、「始めたばかりのあの頃の気持ち」そのもの。

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夢中になれて、最高に楽しくて、そんな気持ちがμ'sを生んで、その輝きを伝え、大きく広げた。

とにかく嬉しかった。こんなに「楽しい」物語を受け止められたことが誇らしかった。

諦めずにもうちょっと頑張ろう。もう一度挑戦してみよう。何かやってみよう。きっと「楽しくなれる」はず。そんな気持ちを強く与えられた。だから僕はこの一連のシーンが大好きだ。

 

 

 

 

 

自分で「やってみたい」と思ったこと。自分で決めて、本気で挑んでみようとしたこと。

基本的に「始める」ことは何に対しても、誰にだってできる。軽い気持ちで触れてみる、というのも色々なきっかけに繋がるしいいと思う。

そして目標を持って「始める」と、それは「挑戦」になる。

辛いことだって出てくるし、楽しくなくなるかもしれない。

でも、それでも道は続いている。「始めたばかりのあの頃」は消えない。振り返ってみると絶対にそれはある。見失わなければ、ずっと自分の背中を押していることに気付く。すると、ほんの少しだけ今より前に進めることがある。

 

 

 

それが「救い」なのか「呪い」なのかは、もう少し頑張ってから決めようと思う。